トイプードルの毛色と人気ランキング

トイプードルの毛色にはたくさんの種類があり、ご自宅にお迎えする子犬選びの際にも迷ってしまいますよね。毛色による性格や値段の違いはあるのか?毛色が変化する退色ってなに?など、今回はトイプードルの毛色に関する正しい知識をトイプードル専門店がわかりやすくご紹介いたします。

トイプードルの毛色の種類

トイプードルの祖先が持っていた毛色(原色)は、ブラック・ホワイト・ブラウンの3色。これを元に交配が進み、現在ではレッド・アプリコット・クリーム・シルバーの4色を加えた合計7種類の毛色がトイプードルの標準的な毛色(※)と定められています。

※ジャパンケネルクラブ(犬種ごとの標準的な体型や毛色を定めたり、血統書を発行する団体。通称JKC)より

同じ毛色のトイプードルちゃんでも、色の濃淡や色味には個体差が大きい特徴があります。

トイプードル専門店として弊社がこれまでにお譲りした経験のある毛色は全15種類。トイプードル標準の毛色だけでなく、珍しい毛色のトイプードルちゃんもたくさんの飼い主様にお迎え頂いております。

トイプードルの毛色を人気ランキングでご紹介!

トイプードルの毛色を人気ランキング順にご紹介します。なお、ランキングはトイプードル・ティーカッププードル専門店である弊社の販売頭数を元に作成しました。

※販売頭数を元に集計していますので、ブラウンなど、人気はあるけど販売できる頭数が少なく、ランキングが低くなってしまう毛色もあります。その点はご了承ください。

  1. レッド(レッド・フォーン)
  2. アプリコット(オレンジ・フォーン)
  3. ブラック
  4. シルバー(グレー)
  5. ホワイト
  6. クリーム(ペール・フォーン)
  7. ブラウン
  8. ミスカラー
  9. パーティー
  10. ブラウン&タン
  11. ブラック&タン
  12. ブルー
  13. シルバーベージュ
  14. カフェオレ

レッド(レッド・フォーン)

トイプードルのレッドの子犬

一番人気の毛色はレッド。濃く赤みのあるチョコレートのような茶色い被毛が特徴です。テディベアを思い出すような可愛さがあります。

血統書では「レッド・フォーン」と記載されます。

毛色の濃いレッドちゃんは、薄い毛色のトイプードルに比べて汚れが目立ちにくい特徴があります。また、お洋服も色やデザインを選ばず、似合うところも人気の理由のひとつです。

トイプードル レッド
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アプリコット(オレンジ・フォーン)

トイプードルのアプリコットの子犬

レッドのトイプードルと同じくらい人気のある毛色がアプリコット。アプリコットは日本語で言うと杏(あんず)。名前の通り、オレンジがかった薄い茶色が柔らかい印象を与えてくれます。

血統書では「オレンジ・フォーン」と記載されるようになりました。

アプリコットちゃんは、もともとの毛色が淡いため、退色が目立ちにくい特徴があります。濃い毛色のトイプードルに比べて、汚れなどは少し目立ちやすい傾向にあります。

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ブラック

トイプードルのブラックの子犬

トイプードルの原色の1つであるブラックちゃん。しっかりとお手入れをされた真っ黒なトイプードルは、上品な雰囲気がありますね。

ブラックのトイプードルは、毛色だけではなく、瞳や鼻、爪、お肌など、基本的に全身が黒い特徴があります。

ブラックちゃんの魅力はお写真だけではなかなかお伝えできない分、実物の可愛さはお写真の比ではございません。

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シルバー(グレー)

トイプードルのシルバー(グレー)の子犬

シルバーのトイプードルは人気がない訳ではありません。他の毛色のトイプードルに比べて、交配が難しいため比較的珍しい毛色なのです。

血統書ではシルバーと記載されていることもありますが、2026年以降はスタンダード上「グレー」の表記に変わっていきます。

シルバーの子犬は、ブラックとほとんど見分けがつかない黒い毛色を持っていますが、鼻先や目元を見ると毛の根本が薄い色になっていることがわかります。生後2ヶ月頃から毛の根元から全身にシルバーの美しい被毛に変わっていきます。

成犬になっても、耳や背中しっぽなどに濃い目に色が残ることもあり、毛色の変化も楽しむことができます。

ホワイト

トイプードルのホワイトの子犬

原色の1つホワイト。トイプードルといえば、このホワイトを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ホワイトちゃんはトイプードルの中でも毛量がしっかりした子が多い特徴があります。

ホワイトちゃんは子犬の頃はクリームがかった毛色をしています。もともとの毛色が極めて薄いため退色が非常に目立ちにくい特徴があります。

真っ白な毛色ですので、どんなお洋服でも似合うのが魅力の一つ。

ホワイトだからお手入れが大変というわけではなく、「汚れがひと目でわかるから、綺麗な被毛を保ちやすい」とおっしゃる飼い主様も多くいらっしゃいます。

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クリーム(ペール・フォーン)

トイプードルのクリームの子犬

クリームちゃん。アプリコットとホワイトの中間の色がクリームです。

血統書ではペール・フォーンと記載されるようになりました。

ミルクティーのような「ふんわり」とした印象を持つ、優しい色合いが特徴です。

実は、両親犬の色の組み合わせから予測する事のできない、ちょっと珍しい毛色となります。

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ブラウン

トイプードルのブラウンの子犬

トイプードルの原色の1つであるブラウンですが、非常に珍しい毛色です。人気がないという訳ではなく、ブラウンは交配が難しく販売頭数が少ない特徴があります。そのため、トイプードル標準の毛色の中では最も珍しい毛色です。

他の毛色に比べて、ブラウンのトイプードルは、鼻やお肌がレバー(赤褐色)色の子が多い特徴があります。

以上、レッド・アプリコット・ブラック・シルバー・ホワイト・クリーム・ブラウンの合計7種類の単色がトイプードル標準の毛色となります。

トイプードルの珍しい毛色

ここからは、トイプードル標準外の毛色ではありますが、珍しいトイプードルの毛色をご紹介します。なお、標準外だからといって、健康上の問題は全くございません。

珍しい毛色のトイプードルを産ませる為に危険な交配をするブリーダーも少なくありませんが、弊社ではワンちゃん達の健康を第一に考えた交配計画はもちろん、動物病院の運営もしておりますので獣医師をはじめとした各分野の専門家の指導の元に適切な繁殖を行っております。

以下にご紹介する毛色のトイプードルちゃん達は、意図的に産まれてきた子ではなく、偶然産まれてきた可愛い子犬ちゃん達です。そのため、いつ産まれてくるのか?いつ販売できるのか?を明確にはお伝えできない子も多くいます。毛色にこだわりがあり出産情報をいち早くお知りになりたいお客様は子犬お探しサービスを是非ご利用ください。

ミスカラー

トイプードルのミスカラーの子犬

トイプードルには、胸や首、足に白い毛がある子が生まれてくることがあります。この部分的な白い毛をミスカラーと言います。

ミスカラーは白い毛がほとんどですので、ホワイトの子にミスカラーは基本的にいません。しかし、注射跡や手術跡、日常的な擦れなどの外的な要因による部分的な毛色や毛質の変化は、どの毛色のトイプードルにも起こる可能性があります。

ミスカラーの位置や形は、その子その子によって様々ですので「個性的で可愛い!」と人気もあります。

パーティー

トイプードルのパーティーカラーの子犬

白をベースとして部分的に濃い毛色があるパーティーカラー。ミスカラーは部分的な白い毛ですが、パーティーカラーは白をベースとした毛色です。

ブラック&タン(レッド・フォーン&ブラック)

トイプードルのブラック&タンの子犬

黒い被毛をベースとして、眉毛や口元、肩、足に茶色の毛があるブラック&タン。血統書には「レッド・フォーン&ブラック」と記載されることもあります。

ブラウン&タン(レッド・フォーン&ブラウン)

トイプードルのブラウン&タンの子犬

ブラウンとレッドの2色の被毛がある毛色、ブラウン&タン。

ブルー

トイプードルのブルーの子犬

シルバーとブラックの中間色で青みがかった色が特徴のブルー。

シルバーベージュ

トイプードルのシルバーベージュの子犬

カフェオレ

トイプードルのカフェオレの子犬

トイプードルは毛色によって性格や値段は違う?

トイプードルは毛色で性格が変わるということは一切ありません。一部のWEBサイトには毛色で性格が違うように書かれていますが、きっと特定の色をおすすめしたい人が言い出した事が、独り歩きした都市伝説です。トイプードルの性格は、人間と同じで、髪や肌の色で決まることはありません。

また、弊社では毛色や珍しさで値段をつけることはありません。同じ毛色の兄妹でも価格は違ってきます。

以下のグラフは、トイプードル専門店である弊社の過去10年間の販売データを元に、トイプードルの毛色別に値段相場を集計しました。

トイプードルの毛色と値段

トイプードルの値段相場は、毛色によって多少の金額の違いはありますが、大きな差はなく誤差の範囲です。トイプードルの値段は毛色によって決まるものではない事がお分かりいただけたのではないでしょうか。

トイプードルの毛色の変化(退色)ってなに?

トイプードルの被毛は、年齢と共に毛色が薄く変化する特徴があります。これを退色(たいしょく)と言います。

基本的に、退色はどんな毛色のトイプードルちゃんにも起こります。

例えば、
シルバーのトイプードルは黒い被毛で産まれ、成犬になるにつれて全身がシルバーの毛色に変化します。
ホワイトのトイプードルはクリームの被毛で産まれ、成犬になるにつれて全身がホワイトの毛色に変化します。

退色と聞くと、あまり良いイメージはないかもしれませんが、
トイプードルは退色することで本来の毛色に生まれ変わるのです。

トイプードルの中には退色の少ない子もおりますが、両親犬の毛色が濃くても退色しないという訳ではありません。食べ物、予防接種、カット、シャンプーなど、外的要因でも毛色は変化することがあります。

日頃から丁寧にブラッシングなどのお手入れをしていただくことで、毛艶が増し毛質も良くなることで、より一層可愛くなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
トイプードルの毛色についてご紹介させていただきました。

弊社はトイプードル専門のブリーダーですので、一般的なペットショップとは異なり、たくさんの毛色のトイプードルちゃん達を実際に見比べていただくことが出来ます。さらに、子犬ちゃんだけではなく、親犬や兄弟犬、親戚犬の毛色も実際に見ることができます。

弊社ではワンちゃんの健康第一に、店頭販売は一切行っておりません。そのため、ご見学はご予約制とさせていただいておりますので、お電話またはメールよりお気軽にご連絡ください。

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